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「まだ早いから夜にはスッキリ起きると思う。起きたら連絡させようか?」
「そうだね。」
「ねぇ禅さん…」
「何?」
呼び掛けたまま何か考えていて口を噤んだままの尚を見やる。
「蜜の事、好きになった?」
思いもよらないストレートな問いに一瞬たじろぐ。
「そうだなぁ。好意は持ってるけど…」
「で?」
「えっ!?で、って?」
「んー…今後の展開はどうなる見込みですか?」
「展開…ねぇ…。展開はわからないけど、また会いたいなとは思ってるよ。」
「連絡先交換したの?」
「してない。」
「じゃあどうやって連絡取るの?」
「そうだなぁ…」
禅はちょっと考えて、尚に微笑んだ。
「尚ちゃんにお願いしようかな?」
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