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「ハニーちゃん!ハニーちゃん!着いたよ?ほら起きて!」 蜜を揺すり起こそうとするが逆に肩にかけた手はすぐに蜜の腕に抱き込まれる。 「ハニーちゃん…俺を試してるのかよ…」 蜜の胸に抱き込まれた腕を恨めしそうに見つめてもどうしようもないのはわかっているけど、見ずにはいられないのは悲しいかな、男の性。 「誘ってるって言われたって文句言えないぞ。」 一つため息をついて腕を引き抜くとポケットを探り出した。 「どこ入れたっけ?確かポケットに入れたと思ったんだけどな…」 蜜を部屋まで運ぶ決心をして、尚から託された住所の書かれたメモをを探すが見当たらない。 しばらくガサゴソ探したが、とうとうメモは見つからず仕方なく携帯を開いた。 「尚ちゃんに聞くしかないか。」
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