3

24/33
前へ
/1073ページ
次へ
急いで玄関先へ戻ると太郎が所在なさげに待っていた。 「ゴメン。」 すぐに太郎の足を拭いて中に入れてやる。 新しい水を容器に満たして定位置に置くとふと時計が目に入った。 「やば…もうこんな時間か。」 甥っ子の海人を迎えに行く時間が迫っていた。 仕方ない。太郎とメモを残して行くしかなさそうだ。 「太郎、ハニーちゃんの事頼んだぞ。」 寝室を覗いて蜜が熟睡していることを確認してから家を出た。
/1073ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15845人が本棚に入れています
本棚に追加