高等部1学年

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「んだとこらっ!花は俺が助けるんだよ!」 おいおいおい。 さすがの俺もちょっとイラッとしたぞ。 「花の方が強いからよ」 さっきから馬鹿にしやがって! 「誰だて―――」 「馬鹿統夜!」 「ぐへぇ!」 効果音でいえばドスンって感じに、床に顔面ダイブした。 「お前馬鹿かっ!統夜の方が守られる側だ!しかも、椿さんになんて口を!」 痛ぇ……… 犯人は瞬か。 何で怒ってんだよ。 怒りたいのは俺だ。 「椿さん?」 「私の名前は宝条院椿よ。よろしくね、統夜」 そう言って、俺を見る姿はまるで見下している感じだ。 花は、黒髪のストレートがよく似合う少女。 小柄な感じがたまんない。 椿は、金髪で髪を巻いていて高1とは思えないほどのナイスバディ。
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