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「いったい何が起こったんだか。つか夏なのに寒っ」
車に戻ってエンジンをかけてみた。
キュロロロ・・・・・・ブオン! ブロロロロ・・・・
「よし、かかったか」
エンジンは内部も無事だったらしく、一安心した。
暖房を入れて、今自分がどのあたりに居るのか知りたくなってカーナビを見てみると……
見たことない表示が出ていた。
「なになに?
はぁ!?受信できないだと!?マジかよ…」
ナビには、[電波を受信出来ません]と表示されていた。
車のライトを点けて回りをよくみると、辺りは木しかなく、他には何もなかった。
落ちたとき、恐怖であまり下をよく見ていなかったが、青かったから川だと思う。
しかし、今いる場所は『森』の少し拓けた場所。
辺りに川は無い。
しかも、空を見ると、月が『蒼かった』
詰まる所、ここは『全く知らない世界』だった。
ここで、今までのことを纏めると、ある1つの説が頭をよぎった。
「もしかして、小説でいう異世界?んな訳ないか。読みすぎたかな」
『いえ、本当ですよ』
…………………?
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