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『まず、この世界の説明からします。この世界は通称と言い、貴方の世界には存在しなかった〈魔法〉が存在します。一応科学も存在はしますが、ほとんど発達していません』
・・・スッげえ、魔法があるとか、マジファンタジーじゃマイカ。
「この世界のおおまかな事は分かった。それでやって欲しい事って何なんだ?」
『ここからが本題なんです。実は、この世界は基本的に平和で、ドラゴンとかの異種間とも仲良くやってますが、時々魔法を悪用して、世界の支配とかを考える輩もいます。
私、この世界を気に入ってるから、時々監視とかやって、私がうまいことやって止めてるんです』
・・・話の流れがなんとなく分かった。
「つまり、その警備会社みたいな仕事を俺にやれということ?」
『貴方を元の世界に戻す準備をする間だけでいいんで、お願い出来ませんか?』
「でも、俺は魔法なんて使えないし、この中にある食糧だっていつまで保つか分からない。ましてや武器なんて、魔法に比べたらかなり弱いよ?
そこはどうすりゃいいのさ?」
『そこは安心してください。今回に対するお詫びも兼ねて、いくつかの物をお渡しします』
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