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神様(?)との通信が切れると、今いる場所周辺の地図が出てきた。
調べてみると、ここはやはり森の中で、近くの街でもけっこう時間がかかるみたいだ。
既に夜でうかつに動けないから、今日は車内泊となった。
非常食だった乾パンとジュースを飲みながら、今日のことを振り返った。
突然の地震から始まった事故、そして異世界に来て始めることとなった世界監視の仕事。
1日の大半を気絶して過ごしていたけど、長く感じた1日だった。
(‥‥俺、ちゃんと帰れるのか?)
ちゃんと仕事出来るかとっても不安だが、やると言った以上、やるしかない。
(まぁ、とりあえず明日は食糧の確保を最優先しないと。でも金無いし、図鑑見ながら採取しようっと)
食事も終わって寝ようとしたときだった。
‥‥‥‥ドスン!‥‥‥
「‥‥‥!?」
僅かに、何かが大きな物が倒れるような音が聞こえた。
慎重に外に出て、辺りを確認したが、何もいない。
ひとまず安心し、俺は車の中で横になり、そのまま眠りについた。
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