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そこにいたのは、例の夢に出てきた龍とその子供と思われる小さな龍、そしてその2匹を囲むように居る沢山のハイエナっぽい動物。どうやら、龍の親子を狙っているようだ。
遠目で見る限り、あの龍が夢に出てきた龍、その腕の中で守られているのがその息子で間違いない。
親の方にはかなりの数の傷があり、なかには致命傷のものもある。
そこから出てる血の匂いが奴らを集めたのだろうか。とにかく、このままでは近付けない。それに、親の最後の守りもいつまでもつか分からない。チビもかなり怯えている。
(とりあえず、一か八かやってみるか!)
幸いにも、ハイエナ共はまだ自分に気付いていない。チャンスだった。
俺はエアガンを取りだし、予備のマガジンも入ってることを確認し、ある作戦を試してみた。
それは、まだ覚えたての特殊魔法を使う作戦だった。
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