異世界 ~非日常の始まり~

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想像から約10分が経った。 俺の目の前に現れたのは……… 「やっぱデカいな。でもこんくらいしないと入らないから仕方ないか‥‥‥」 あの大怪盗三世が乗った小さな車ごと踏み潰そうとしたトレーラーと現代の超大型トラックを融合したような車が出来た。 龍を運ぶのに加えて、もともと乗っている車も収容出来そうな大きさをイメージしたら、縦に3メートル超の超大型になり、明らかに目立つ。 とりあえずコンテナの天井を解放して、一緒に取り付けたクレーンで龍を持ち上げて、そのままコンテナの中で冷凍保存した。 これで、墓を建てる間に腐ってしまうという心配はなくなった。 同時に、あることを思い付いた。 「そうだ、俺の初仕事とこの龍の弔いを兼ねて、要塞をぶっ潰して、俺の住まいとアイツの墓を作っちゃおう!」 ついでに食糧も頂こうという計画を立てつつ、俺とチビは元々の車を収容すべく、トラックに乗り込んだ。 「それにしても、やっぱりデカい。運転出来るか不安だ」
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