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「キュ~キュ~!」
「ヘイヘイ、今飯やるから、静かにしてくれ‥‥」
「キュっ♪」
龍の息子を引き取って数日が経った。
怪我は既に完治しており、俺になついてくれた。
名前は、体の色をとって[ギン]と名付けた。 よく見たら、某狩りゲーの火竜とは違い、ちゃんと腕と翼が別々になっていたのは余談だ。
今俺らは、トラックのコンテナの前の方に確保した居住スペースで朝飯を食べている。
コンテナ自体が大きいので、普通の車内泊よりは快適に過ごしている。
ただその分、運転が大変だ。大型トラックなんて運転したことないし、ましてや大型免許も無い。
……まぁ異世界だから、無免許でも捕まったりすることは無いだろう。
ちなみに、龍の遺体はコンテナの上層部に保存してある。
暫くギンとマッタリした後、俺は居住スペースから直接運転席に入れるドアから、運転席に移動した。
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