初仕事~特攻は計画的に~

5/24

2059人が本棚に入れています
本棚に追加
/173ページ
ウロロロロ……ガオオン!! バサバサバサ…… トラックのエンジンの音が轟音となって響き渡り、その音に驚いた鳥たちが飛び立っていく。 要塞からの距離はやく2キロ、俺達を乗せたトラックは、その場所から、その図体からは想像出来ないような早さで一気に加速した。 「すげぇ、この加速力…おっと、感傷に浸ってる場合じゃない」 俺は突撃での門の破壊の為に、車体の硬化、後部に加速ブースター、前部には金属製の巨大な盾のようなバンパーをそれぞれ生産、取り付けた。 この日の為に、装備を考えていたのは余談だが。 これだけ付けても全くスピードが落ちないトラックに、蓮は改めて自分の能力の凄さを実感しつつ、残り500メートルを切ったところで、ブースターを起動させて、更に加速をした。 そして、門が目の前まで近づいてきたが、スピードは落ちず、トラックのスピードメーターは、320を指していた……
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2059人が本棚に入れています
本棚に追加