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「うお~、さすがにあんだけ出せば、壊せるもんだったんだな」
蓮を乗せたトラックは、門番の魔法攻撃をいとも簡単に弾いて、更には一発で門を粉々にしてしまい、これには蓮もビックリしていた。
……閑話休題
蓮が乗ったトラックの周りには、朝の訓練中だったであろう兵士たちが、驚くような表情でこっちを見ていた。
よく見ると、何人かが吹き飛ばされたような形で倒れている。
………多分、門の近くにいた兵士をはねてしまったようだ。
「あ~らら。やっちゃったか。
しょうがないよな。近くにいたのが運の尽きだ。
それより、これ終わったらトラック綺麗にしないと」
はねた張本人は、悪びれる様子もなく、門を突き破ってできたトラックのキズの心配をしていた。
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