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兵士に連れて行かれた部屋には、幹部らしい人が三人いた。
その内の一人が、私に話しかけてきた。
「アルバント王国王女、ティア・メシル・アルバント。
ここに呼ばれた理由は分かるな?」
「………はい、私をミステア国王の元へ連れて行くのですね?」
「……そうだ。お前を国王の元に連行する。
しかし、その前に……」
私は嫌な予感がした。
そして、その予感は当たってしまった。
「お前を犯して、国王様に相応しくなるよう調教する。
覚悟しろ。直に楽になる」
そう告げられて、逃げようとしたときには、既に残りの二人に捕まってしまった。
「逃げようとしても無駄だぞ?大人しく俺たちに調教されな」
怖い。
本能的にそう思った。
しかし、身動きは取れない。
……お父様、お母様、ごめんなさい。
私、汚されてしまいます。
こんな不甲斐ない私をどうか許してください……
もうダメと悟り、痛みを覚悟して目を瞑った次の瞬間……………
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