第2の仕事~王女帰宅計画~

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~ティアside~ ………夢を見ていた。 ………まだ戦争が始まる前の、平和だった頃の夢を。 『ティア、最近の学校での調子はどうなの?』 一児の母とは思えないくらい若々しいお母様がそう聞いてきた。 「う~ん、最近は上級魔法を連続して出せるくらいになりました、お母様」 『凄いわティア!流石は私とあの人の子供ですわ。 あとティア、何度も言うけど、お母様って言う呼び方はしないこと。分かった?』 「あ……そうだったね母さん」 母さんは平民出身だから、よそよそしいのは嫌いなんだ。 だから、私にも[お母様]ではなく、[母さん]と呼ばせている。 そんな感じで二人でほのぼのしていた時だった。 『大変です!ミステア帝国が、我々に戦争を仕掛けようとしています!!』 諜報部隊の一人が、あわただしく入ってきてそういった。 『なんですって!?はやくあの人に報告して!それと国民の安全の確保も!!』 そうして今回の戦争は突然始まったのだった。 それと同時に、私の意識は遠くなった。 ――――― ―――― ――― ―― ―
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