第2の仕事~王女帰宅計画~

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「う……ん……」 目を覚ますと、そこは最後にいた部屋とは違う部屋だった。 「いつの間にこんな部屋に……? ……もしかして、あの人が?」 ティアは、意識が遠くなる直前にみた白づくめに黒いマスクを被った人を思い出した。 (あの人……声は男の人だったな) 一通りその人のことを考えたあと、部屋を見渡した。 その部屋には、彼女の知らないものが沢山置かれていた。 まず上を見たら、細長いものから光が放たれていた。 (なんだろう、あれ?光属性魔法の応用なのかな?) 気になってそれに向かって魔力探知をしてみたけど、反応がなかった。 「魔力が無いなんて……。 じゃあどうやって光っているの?」 他のものも調べてみたけど、これといった反応がなく、唯一真下から大きなものが僅かに反応した。 (何なのこの部屋…… あれ、あの置物に魔力がある) そう思って見た先には、銀色の何かが丸まっていた。
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