プロローグ~不慮の事故~

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カーブが多い坂道を、慣れたハンドル操作で走っている。ここの山は以前に何度か来たことがあるから慣れているし、あまり車も来ないので、飛ばすこともできる。 実際、今日も対向車がいない。 俺は調子にのって、100キロくらいだして走っていた。 そして、4分の3をすすんだあたりのカーブで、それは突然に起きた…… ……ゴゴゴゴゴ…… 僅かに聞こえる地鳴りと少し感じる揺れ。 「地震か?まぁ、小さいし、ゴールも近いから行けるか。」 そう安心してカーブに差し掛かろうとしたとき。 ……ドン!! 「うぉ!?」
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