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「?何でしょうか?」
「そういえばさ、俺の元の世界に帰る為の手続き、どこまで進んでるの?」
「ギクッ、そっそれは……」
コイツ、まさか………
「ごめんなさい!!他の仕事もたまっていたせいで、全く進んでいません!」
この野郎……まさか全く進んでないなんて……。
しかし、土下座で謝られたから怒鳴ることが出来なくなった。
「………で、あとどの位かかるんだ?」
「それが………
早くてもあと1ヶ月はかかりそうなんです……」
「お前、何でそんなに仕事貯めたんだよ!?面倒臭がり屋かお前は!?」
「本っ当にごめんなさい!!」
はぁ、怒る気も失せた。
「分かったから、とっとと仕事終わらせて、手続き済ませろや(ニコニコ)」
「(ビクビク)はっはい!それでは失礼します!」
神は何故か怯えながら、通信を切った。
とりあえず目的を果たした蓮は、車いじりに専念したのだった。
~回想終わり~
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