第2の仕事~王女帰宅計画~

17/44
前へ
/173ページ
次へ
「………え? どういう意味ですか?」 「う~ん、分かりやすくいうと、これらの部屋自体が1つの馬車みたいなものだ」 ……唖然とした。 この部屋そのものが馬車だなんて、想像も出来なかった。 「で、でもどうやってこんなすごい物を?」 「まぁ簡潔に言うと、俺が作った。 さっき、俺には《能力》があるって言っただろ?それを使って作ったんだ。ほかにも、一度見た物の特徴さえ掴めば作ることは出来る。 ただし、山に存在する素材でしか作れないがな」 また驚き。 彼の言っていることはどれも驚くようなものばかりだった。 ただ、レンさんの言っていたある言葉に疑問があった。 「あの、山にある素材限定とは、どういうことですか?」 きいてみたけど…… 「悪いな、これ以上は教えられない。次はティアの番だ」 はぐらかされてしまい、更に自己紹介が私の番になった。
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2059人が本棚に入れています
本棚に追加