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「………え?
どういう意味ですか?」
「う~ん、分かりやすくいうと、これらの部屋自体が1つの馬車みたいなものだ」
……唖然とした。
この部屋そのものが馬車だなんて、想像も出来なかった。
「で、でもどうやってこんなすごい物を?」
「まぁ簡潔に言うと、俺が作った。
さっき、俺には《能力》があるって言っただろ?それを使って作ったんだ。ほかにも、一度見た物の特徴さえ掴めば作ることは出来る。
ただし、山に存在する素材でしか作れないがな」
また驚き。
彼の言っていることはどれも驚くようなものばかりだった。
ただ、レンさんの言っていたある言葉に疑問があった。
「あの、山にある素材限定とは、どういうことですか?」
きいてみたけど……
「悪いな、これ以上は教えられない。次はティアの番だ」
はぐらかされてしまい、更に自己紹介が私の番になった。
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