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「わっ分かりました……」
戸惑いながらも、私は自己紹介を始めた。
「あっ改めて自己紹介します。
私はアルバント王国第一王女のティア・メシル・アルバントです。
一応王女ですが、王立魔法学校に通っています。
この度は、助けていただき、ありがとうございます」
「あぁ、そんなに改まって接しなくていいぞ?気軽に接してくれると助かるわ」
「えっ。分かりました……」
その後、私はこうなった経緯を話した。
ミステア帝国との戦争や状況、そして、捕まっている間の仕打ちも………。
だけどレンさんは黙って聞いてくれ、途中泣き出した私に、おろおろしたけど慰めてくれた。
「…………さて、そろそろ大丈夫かティア?」
「ヒック……はい」
レンさんに慰められ、私は心にあった重荷が大分消えた気がした。
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