第2の仕事~王女帰宅計画~

18/44
前へ
/173ページ
次へ
「わっ分かりました……」 戸惑いながらも、私は自己紹介を始めた。 「あっ改めて自己紹介します。 私はアルバント王国第一王女のティア・メシル・アルバントです。 一応王女ですが、王立魔法学校に通っています。 この度は、助けていただき、ありがとうございます」 「あぁ、そんなに改まって接しなくていいぞ?気軽に接してくれると助かるわ」 「えっ。分かりました……」 その後、私はこうなった経緯を話した。 ミステア帝国との戦争や状況、そして、捕まっている間の仕打ちも………。 だけどレンさんは黙って聞いてくれ、途中泣き出した私に、おろおろしたけど慰めてくれた。 「…………さて、そろそろ大丈夫かティア?」 「ヒック……はい」 レンさんに慰められ、私は心にあった重荷が大分消えた気がした。
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2059人が本棚に入れています
本棚に追加