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~ティアside~
レンさんの操る「とらっく」に揺られること数十分。
最初は部屋中から聞こえる音にビクビクいていたけど、今は大分慣れた。
「でも、ちょっと寂しいな………」
今居る部屋には、私とギンちゃんしかいない。
ギンちゃんは寝ちゃっているから、今は膝に乗せて撫でながらすごしている。
寝ちゃっているから、じゃれることもできないから、どうしても一人ぼっちに感じちゃう。
レンさんは隣の部屋で運転しているから、あまり話すことも出来ない。
「いっそのこと私も少しお昼寝しようかな……」
そう思って横になって瞼を閉じ、意識が遠のきかけたころだった。
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