第2の仕事~王女帰宅計画~

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~ティアside~ レンさんの操る「とらっく」に揺られること数十分。 最初は部屋中から聞こえる音にビクビクいていたけど、今は大分慣れた。 「でも、ちょっと寂しいな………」 今居る部屋には、私とギンちゃんしかいない。 ギンちゃんは寝ちゃっているから、今は膝に乗せて撫でながらすごしている。 寝ちゃっているから、じゃれることもできないから、どうしても一人ぼっちに感じちゃう。 レンさんは隣の部屋で運転しているから、あまり話すことも出来ない。 「いっそのこと私も少しお昼寝しようかな……」 そう思って横になって瞼を閉じ、意識が遠のきかけたころだった。
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