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とりあえず私は、レンさんに言われた通りに、座っているベッドに付いていた手すりに掴まった。
ギンちゃんはさっきの音で起きたみたいで、一緒に手すりに掴まっていた。
「キュ~♪」
何故か、ギンちゃんは楽しそうな感じでいたけど……。
すっかり楽しげなギンちゃんで和んでいると、今までより一際大きな音が部屋に響いた。
そして、
ガガガガガ……
「あれ?………キャ!」
2・3秒の浮遊感のあと、『ドスン』と重い物が落ちたような音とものすごい振動が私達を襲った。
暫くすると、音と振動はなくなって、今までの小さな音に戻っていた。
そして、この事態を起こした張本人も部屋に入ってきた。
「お~い大丈夫か?」
「はっはい、大丈夫です」
こんな風に返事はしたけど、内心とっても怖かった。
「悪かったないきなりで。
まぁ、一番の難関は越えたから、あと3時間位で到着するぞ~。
それまでは、ギンと遊んでいていいけど、準備はしといてね」
ここからは平和に行けるらしく、私はホッとした。
~ティアsideend~
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