第2の仕事~王女帰宅計画~

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~蓮side~ 最難関の川渡りを終えて3時間が経った。 あの後はこれといって障害は無く、せいぜい盗賊が数人、飛び出してきては撥ね飛ばしている位だ。 イクゾーーッテ、チョッナンダコレギャーー! ドン! また1人、安全確認をしないで飛び出してきた。 そもそも横断歩道じゃない場所を渡るのはダメだから、放っておいている。 暫くすると、遠くの方に、城壁らしき壁が見えてきた。 俺は道の端にトラックを停めて、部屋に戻った。 中に入ると、元々の服に着替えたティアが、ギンとじゃれて遊んでいた。 「お~い、乗り換えをするから、着いてきてくれ」 「あ、は~い分かりました」 彼女はそう返すと、立ち上がって着いてきた。 いったん外に出た俺達は、一番後ろのデカいドアから、ハイ🌕ースをトラックから降ろした。
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