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……カチッ……ガーーピシャ!
「おし、これで防犯対策もOK。
出発するぞ~」
最後にトラックの施錠とガラス部分にある防犯シャッターが閉まったのを確認した後、俺達はハ🌕エースに乗り込んだ。
「すごい技術ですね……。
こんなに大きな物なのに、防犯対策まで完璧なんて、まるで小さな家ですね」
ティアの誉め言葉は、何とも嬉しいけど、若干恥ずかしかった。
出発して10分位経つと、大分城壁の近くまで来た。
漸く入口を見つけると、その近くには数台の馬車が停まっていて、乗っていた人たちは近付いて来た俺達に目が釘付けになっていた。
(まぁ、この世界に自動車なんて無いから、無理も無いか)
注目される俺は、本当は目立ちたくなかったと半ば諦めの気持ちで門に近付いて行った。
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