第2の仕事~王女帰宅計画~

35/44
前へ
/173ページ
次へ
「まぁいい。王都に入る目的は何だ?商人には見えないが」 「まぁ、ちょっとな・・・」 ぐだぐだ手続きしていてもきりがないと考えた俺は、単刀直入に用件を伝えることにした。 「どストレートに言うぞ。王が居る城にお届け者だ。 それだから、とっとと通してくれ。一応一刻を争うからな」 そう告げると、門番は顔をしかめた。 「そうはいかん。 それで、お届け者とは?物ではなく人のようだが、それは誰のことd「私です」え!?ティア様!?なぜここに!?」 話を遮ってティアが話し掛けると、門番はかなり驚き、思わず叫んでいた。 その叫びが聞こえたようで、ほかの門番たちが、わんさかやって来て、俺に武器の矛先を向けてきた。 ・・・・おいちょっと待て。 どうしてこうなった?
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2059人が本棚に入れています
本棚に追加