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「まぁいい。王都に入る目的は何だ?商人には見えないが」
「まぁ、ちょっとな・・・」
ぐだぐだ手続きしていてもきりがないと考えた俺は、単刀直入に用件を伝えることにした。
「どストレートに言うぞ。王が居る城にお届け者だ。
それだから、とっとと通してくれ。一応一刻を争うからな」
そう告げると、門番は顔をしかめた。
「そうはいかん。
それで、お届け者とは?物ではなく人のようだが、それは誰のことd「私です」え!?ティア様!?なぜここに!?」
話を遮ってティアが話し掛けると、門番はかなり驚き、思わず叫んでいた。
その叫びが聞こえたようで、ほかの門番たちが、わんさかやって来て、俺に武器の矛先を向けてきた。
・・・・おいちょっと待て。
どうしてこうなった?
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