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ティアを降ろしてから門番の所に行ってみると、他のやつらとはだいぶ違った装備を纏った女性らしき人がいた。
彼女は、なぜかこっちを見て驚いた表情でぽけ~っとしていた。
「お~い大丈夫か?ティア、この人は誰?」
声をかけてもまだ彼女は固まったままだから、とりあえずティアに尋ねてみた。
「そちらの方は、王国護衛隊隊長のマリア・ ヘルシスです。
とりあえず、意識を戻してもらってもいいですか?これじゃあ話も進みませんから……」
どうやら彼女が俺達を待たせた護衛隊の隊長らしい。
ティアの頼みを断るのはここじゃまずいから、とりあえずマリアさんの目の前で手を叩いてみた。
パチン!………パチン!……パチンパチンパチン!………
「…………………………」
おいおいおい、これで意識戻ってこないってどんな強者だよアンタ……。
これ以上同じことをやっても無駄だと感じ、次の手段にでた。
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