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いい加減面倒になったので、今度はもう一度風船を作って、それを割った。
その後はティアにもう一度お礼の内容の確認をして、後日取りに行くとだけ伝えてとっとと帰ることにした。
「本当に帰ってしまうんですか?この王都で観光してはどうですか?」
車に乗り込む直前、ティアにそう誘われたけど、
「それはまた今度な。その時はよろしくな」
とだけ伝えて、俺はその場を後にした。
こうして俺の初仕事はようやく終わった。
だけど、まだ後始末が終わってない。
「はぁ、どうするかなぁ」
憂鬱なまま、家路についたのだった。
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