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「お前、頼みすぎ!」
「えー?ぺろっと食べてたじゃない」
そ、そうだけど。
残すの嫌いだし。なにより旨かったし。
「太らせる気かー?」
「んー、もう少し育って欲しいかなぁ」
いや、これ以上育たねーから。
もし育ったら、結果的にメタボだから。
「仕事に打ち込む先輩、かっこいーし大好きだけど、あんま無理しちゃダメ。」
めっ、て子供叱るみたいに言われた。
不思議とイヤな気はしない。
心配してくれてんだなーって思うと
「ありがとな。」
「いーえ~、俺も楽しいんで。
これからも毎日誘いますね!」
なんて物好きな。
どうせなら女の子誘えばいいのに。
「変なヤツだなー」
「うん、俺変かも。
先輩のことかわいーなーって。
大好きなんです。」
「……へ」
その台詞はいろいろと間違いがあるぞ。
男にかわいーとか、言わねーだろフツー。
「なんか動物愛護精神に通ずるものが」
「人をなんだと…」
「先輩笑うと癒されます。」
…そいつはなにより。
「そだ、今度飲みに行きましょーよ!」
「ん?いいけど。お前酒強いの?」
「えーどうだろ。先輩は?」
「俺?結構飲むよ。」
「じゃあオレが潰れたら介抱してもらおっ」
「なんだよ甘えんなよ?潰れたりしたら置いて帰るからな」
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