『桜の木の下で逢いましょう』

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 『逢いたい人に似ていた。』 彼女の口から出た言葉だった。 俺に似てるのか。 その俺に似たヤツかなり羨ましいなぁ…。 こんなに綺麗な子に想われてるんだもんなぁ…。 颯:「想い人って同じ学校なの??」 ?:「…はい、でも…。」 颯:「でも??」 ?:「…名前も学年も分からないんです…。分かるのは、同じ学校って言う事と貴方に似ていると言う事だけなんです…。」 颯:「…そっか。その想い人って何か部活に入ってるとかは分かる??」 彼女は首を横に振った。 颯:「…そこも分からないか…。何か特徴とかあれば俺も一緒に手伝ってあげたいんだけど、材料が少ないからな…。」 俺が話していると彼女は何かを思い出したかのように声を上げた。 ?:「……………あっ!!」 颯:「何か思い出した??」 ?:「1つ思い出した事があるんです。」 颯:「言って??」 彼女は、その思い出した事を話し始めた。 .
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