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後ろから怒鳴り声が聞こえた
「貴様,この駿河国の掟知らぬとは言わせぬぞ」
男三人目がこっちに突進してきた。みな,手に刀を持っている。
俺は左手に刀,右手に拳銃を構えた。
まず一人目の手首に鉛玉を打ち込んだ。
ソイツはへたりこんで刀を落とした。
間髪置かずに,二人目が俺を切りかかろうとした。拳銃では間に合わないので,刀で応対した。
やはり両手の奴には敵わない・・・
俺は相手の首部分の鎧と鎧の少し肌が出でいる所を撃った。
三人目との距離は十分・・・・
俺は拳銃をホルダーに直し,刀を両手で握った。
気を研ぎ澄まし,集中して・・・
俺は一太刀で首をはねた
そして,俺は手首を打たれて,のたうちまわっている奴の近くにいった。
本気で蹴り飛ばし,側頭部に刀を刺し込んだ。
俺は深く呼吸をし,座り込んだ。
その時,背後にただならぬ殺気を感じ,ヒヤリと冷たい鉄が俺の首筋に触れた。
「喧嘩両成敗・・・・この国の掟を知ってるはずだ。」
喧嘩両成敗・・・?俺のいた未来では聞いたこともない言葉だった。
「知らない・・・俺は違う所からきた。」
するとソイツは刀を鞘に直し,高笑いをして,こう言った。
「我が名は駿河国,今川家9代目,今川義元なり」
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