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ガチャ
ドアの開く音と共に、白衣を来た女性が入ってきた
「おはようございます!加藤先生」
伊集院はハキハキと話しつつ綺麗なお辞儀をした
「おはよう」
加藤は軽く笑うと、すぐに自分の部屋に向かうため歩を進める
「おはようございます」
ニコニコしながらミキも挨拶をした
「おはよう」
ミキにもかわらず笑ったが、その顔はすぐに冷めていく
朝田を見たのだ
「この患者、見といて」
机にカルテを置きながら、顔の上に乗った雑誌を取る
取られたからなのかゆっくり瞼が開く
「分かった」
まだゆっくりだったが起き上がると、そのカルテを手に取った
(加藤先生…羨ましいな)
ミキは悲しそうな視線を朝田と加藤に向けた
自分ではなかなか起こせず、雑誌を取るなんてこともしない
やりたいこと、言いたいことを素直に言い合い、尚且つお互いを信用しているその関係に嫉妬していたのだ
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