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「何?」
ミキの視線に気付いた加藤が不思議そうにミキを見た
「いいえ、なんでも」
首を横に振り、作り笑顔をバッチリ決める
「そう」
特に疑うはずもなく、朝田の患者の話を続けていた
「…あの!ちょっといいですか?」
伊集院がおどおどしたようにミキに言う
「え、うん、いいけど…」
?を沢山飛ばしながら頷く
と伊集院はミキの右手首を掴み、謝りながら勢いよく引っ張って連れ出した
「ちょっと!何よ!?」
されるがまま着いて行くと、屋上へと伊集院は向かっていく
屋上に着き、やっと手首も放してもらう
「ホントに、あの、強引なことをしてすいませんでした!!」
伊集院が深々と頭を下げると、ミキはあたふたしだした
「いや、大丈夫だから!…ってゆうか話って何?」
謝られるよりもそっちが気になって、話すように急かす
「はい、あの、違ったら失礼なんですが――――
朝田先生のこと、好きですよね?」
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