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「こっちだ」
会議室のような部屋に私を押し込み、内側から鍵をかける。
「あのっ、本当なの。信じて。私が触ってほしいと思ったのは、あなたが初めてなの。あれからお店に来てくれなくて、すごく寂しくて……。だから、私……」
いつのまにか、私自身が気づかないうちに、その頬は涙で濡れていた。朝霞の姿がぼやけて滲んでいる。それでも、その顔に困惑と苦悩の色が浮かんでいるのがわかった。
「……本当に?」
苦しそうに掠れた声だった。私は必死で頷く。
「信じられないのなら、確かめて。あなた自身で!」
私はジャケットを脱ぎ捨てた。そしてキャミソールを脱ぎ、スカートを下ろす。
「マリーさん!」
朝霞が慌てて止めようとするのを振り切って、私は下着姿になってしまった。
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