―後編―

13/14
前へ
/32ページ
次へ
自分の中に男の指が入って動いている。その異物感に震えがくる。 「痛かったらごめんね」 璃鈴はゆっくりと指を動かし、徐々に奥へと進ませてきた。 軽く痛みを感じるけれど、でもそれより快感の方が大きい。指が動くたびにびくびく跳ねる。 「大丈夫?」 「ん……」 璃鈴はもう1本指を増やした。ゆっくりと時間をかけて私の中を広げていく。 その間も舌や指で果実を刺激し、泣きたいほどの快感を与え続ける。絶頂がやってくる。 「り、璃鈴さん……、もう、私……」 「僕も限界だ。入れるよ」 慌ただしくベルトを外し、ズボンの前を開けて、璃鈴が覆い被さってきた。 「んくうっ……!」 まるで焼けた鉄の棒で刺し貫かれたようだった。指よりもずっと太くて熱くて、私は悲鳴を上げそうになった。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

192人が本棚に入れています
本棚に追加