ぼくとツトム君

6/11
前へ
/12ページ
次へ
三年生になって、ツトム君がぼくにめをつけた。 ツトム君に暴力振るわれて登校拒否になった生徒もいた。 いじめられた人は、たくさんいたよ。 不良の親分みたいな人だった。 そんなツトム君がニヤニヤしながらぼくの所にきた。 そしてこう凄んできたんだ。 「俺の命令を聞け!言う事きかないと、友達なくすぞ」 って ぼく…友達欲しいけど誰もいないし、小学校からずっと独りだし。 だから、ぼくはこう答えたんだ 「命令なんか聞かないよ。どうせぼく…友達なんかひとりもいないし、ずっと独りだから」 そしたらツトム君、なにも言えなくなって、ぼくから離れていったんだ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加