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ーー高校二年10月ーー
私、高梨麗奈(タカナシレナ)
自宅からチャリで20分の県立高校に通う二年生
隣に住む桐生隼人
私の初恋のアイツ
今年は、アイツと何故か同じクラスになった
小中高ずっと一緒のアイツ…もうほとんど家族みたいな感じ?
「行ってきまーす。今日文化祭の練習で帰り遅いから…」
学校へ行く支度をして、母に声をかける
「はーい、気をつけて帰ってくんのよ。最近暗いから…大丈夫かしら?…」
「…帰り隼人に送ってもらうからいいよ」
「あ、そう。じゃ、安心ね。」
「うん…」
玄関を開けたらチャリにまたがる隼人
「よっ!っていうかお前遅いよ。学校遅刻するだろうが!」
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