404人が本棚に入れています
本棚に追加
しかしすんなりとゆうが従うはずがない。
彼女は駆ける彼を追う。
素足な足に砂利が刺さるが彼女は気にとめない。
そんなことより、彼にまた出会えたというのにまた会えなくなるのが嫌だった。
「お止めくだされ、店内で乱闘は……!!」
「ええい、外野は黙っとらんかいっ! 何が尊攘派は過激な奸族輩だと!? だったら駐在している壬生の狼どもはどうなんだ!? 人斬りが何より好きな狼の群れを黙認してるおめぇなんかに言われる筋合いなんざねぇんだよ!!」
「な、なんだと!?」
最初のコメントを投稿しよう!