花信風を告げる人
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「梓兄ぃ、待って待って! 歩くの早いよ」 「だから私はその梓とかと言う人ではないと言っているでしょう」 何度目のやりとりだろうか。 沖田はあからさまに息を吐いてみせるのだが、相手はけろり、と受け流す。 「そんなことない! 私が梓兄ぃを見間違うことなんてないもん!」 ……だから違うというのに。 苦笑いを浮かべる沖田だが、後ろをついて離れない子供を邪険に扱うことはない。
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