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時代錯誤も甚だしいと思える場にも拘らず、疑問を抱いているのはゆうだけで、誰もが当然のように闊歩している。
最初は撮影か何かのだと、誤魔化していたが次第とそう思えなくなった。
“現代”との境目が全くといってないのだ。
もしこの場が時代劇などの撮影場だったとしても、それは区間であり、終わりがある。
端までいけば、エンターティメント空間は終わりを告げるはずなのだ。だがどこまでも遊戯空間は終わりは見えず、ゆうに突きつけるのだ。
――知っている“世界”ではないのだ、と。
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