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「京に潜伏している尊王攘夷思想家、倒幕論者を取り締まることを守護職様から任命された浪士団で――」
「……ま、待ってください! ここ、京都なんですか!?」
「ええ。そうですけど……」
さらさらと告げられるわからない語句に、流されそうになったがゆうは無理矢理会話を断ち切った。
――京都? ここが京都だなんて、そんな。
ゆうは愕然として、ぎゅっと沖田の袂を握り込む。けれど不安がっていても仕方がない。
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