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「まだ童じゃねぇか。そんな奴に隊務が勤まるわけねぇだろうが」
「あれ? 土方さんともあろう方が見掛けで判断するのですか? それに壬生浪士組では、家柄・身分に関わりなく尽忠報国の志ある者を募ることにしたばかりではありませんか」
穏やかな口調なのに、何故だか怖いと感じるのはどうしてだろう。
ゆうは二人の間に挟まれ、息を押し殺す。
沖田の弁により、更に眉間の皺が刻まれたのではないだろうかと思う土方は、唸るように声を出した。
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