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「梓兄ぃ、心配してたんだよ!? 今までどこいってたの!?」
「えーと、あの?」
「よ、かった! よかったぁ! もう一生会えないかと思ってた!!」
ゆうの突然な反応に困惑を隠せない彼。だが、そんなことお構いなしに彼へと抱きついた。
眦から涙がこぼれる。
驚きは次に歓喜に変わり、もう絶対離さないというようにぎゅっと彼の服を握り込んだ。
暖かな体温。
胸へと寄せた耳からは鼓動が聞こえ、彼が生きていることを証明してくれる。
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