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カオスワールド
2年前、地球外知的生命体との正式なコンタクトという地球上の人類にとって史上最大の事件が起きた。
その事件は、人類を宇宙規模の冷戦に巻込む事になってしまったけれど、何も悪いことばかりじゃない。
宇宙空間の長距離航行が可能になり、他の惑星へ旅行に出られるようにもなった。
異星人の惑星も人気の観光地だけれど、結構人気があるのは、地球より文明レベルが低い、“懐かしい”風景が広がっている惑星だ。
その中に、上下に隣合った銀河同士が接近している間に存在する星系、カオスワールドがある。
そこには、100年前後程前の地球に似た文化レベルの惑星があった。
その惑星の北大陸は、主に3つの国に分かれていた。最北の国エ=スヴァルタ、中部の軍事大国ロヴェネティア、そして南部メディーテ湾に面した王国、ヴェスパニ。
そして、そのヴェスパニに囲まれた小国モロコで4カ国共同国際テロ対策宣言書の調印式が行われる。
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