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ウェルガ side
俺はマグノリアの街から少し離れた森にいた。
そういえば俺・・・何で転移したんだ?
シ「主!!」
するとシウスが自分の魔力を使って扉を潜り抜けた。
ウェルガ「シウス・・・」
俺はシウスに抱きついた。
シ「あ、主///「今は」!!」
ウェルガ「今は・・・・こうさせてくれないか?」
シ「主、たまには弱音を吐いたらどうじゃ?」
ウェルガ「・・・・俺は『道化師』だから「『道化師』でも、たまには妾を頼ってくれ。主の弱さも悲しみも孤独も知っておる。だから今だけ泣いておけ」俺は・・・・」
シウスは優しくウェルガを抱きしめ返した。
ウェルガ「俺は・・・羨ましいんだ!!アイツ等が!なのに・・・なのに俺は・・・
悲しみも
愛情も
孤独も
光を
誰一人として埋めてくれなかった!!!こんな化物に!!!それが・・ヒグッ・・あああぁああ!!!!」
俺はシウスに抱きしめられながら大声で泣いた。
そんな『道化師』の大粒の涙と泣き声は深い悲しみに満ちていた。
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