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モーリー・バロウ城砦:
「目指すは、神獣殿よ」
二人はフィールドの敵どもとの交戦で大分慣れてきた様だ。
「はいっ」
「早く行きましょう」
ダンジョン F3:
「多分この階層で終わりね。LV.が低いとこでは、神獣殿は浅い階層までなのよ、だいたいだけど」
「勉強になるなぁ」
「そうね」
そう言いながら向かっていると突然奥から爆発音が聞こえてきた。
「戦闘!?誰か居るんだわ」
「行ってみましょう!」
奥に進む。すると広い場所にでた。
「あっ、あそこ!」
三人が見るとそこには『AIDAシャドウ』と戦っている、黒衣の錬装士を見つけた。
「助けないと!」
「…いらねーよ!助けなんか。俺一人で十分だ!…来い!!スケェエイス!!」
そう叫ぶと錬装士の後ろに十字架の様な武器を持った三目の人型が立っていた。
「凄い…」
三人ともの視界に映るのは、まるで神の様だ。
「ここからが、本番だ!『死の恐怖』に喧嘩売った事、後悔させてやるよ!」
錬装士の武器が双剣から大きな鎌に変わる。スケェイスも同様に。
「行くぜっ!!」
まだ彼等は知らない。コイツらの本当の能力を…。
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