†腹の虫†

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「愛花は俺と食べるの!」 「優ばっかりずるいし!!」 今はお昼ご飯の時間。 そして2人の間に挟まれてるあたし。 「3人で食べようよ」 今、2人が争ってる理由はお昼ご飯について。 「俺は、愛花と2人きりがいい」 えー…。 「あたしだって愛花と食べたいもんっ!!」 えー…。 グゥーッ…。 「「え…??」」 お腹が減り過ぎてあたしのお腹の虫が鳴いた。 「あと少しで休み終わるから、もう3人で食べようよぜ」 「そうだね。愛花のお腹の虫さんもお腹減らしてるし」 「う…」 すごく恥ずかしい思いをしてあたしは顔真っ赤。 「屋上行こうぜ」 「「うん」」 お腹の虫のおかげで丸く収まった。 「愛花って、好きな人いるの??」 「ブハッ!!」 「優、汚い!!で、愛花どうなの!?」 優くんがお茶を吹き出したあとずっと咳してる。 「あたしは…気になる人…いるよ」 それは、たぶん優くん。 「本当!?その人って誰!?」 「なっ、内緒!!雪ちゃんと優くんは居るの??好きな人」 「あたしは、彼氏が居るよ」 雪ちゃん彼氏が居たんだ。 「…俺は好きな人居るよ」 優くんがボソッと呟く。 「その子ってどんな子なの??」 その子、いいな…。 その子美人さんだろうな…。 「なーいしょー♪」 「「えー!!」」 雪ちゃんとハモって叫んだ。
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