†ダンス†

2/3
前へ
/46ページ
次へ
お昼ー。 「優!!飯食おうぜ」 「おうっ」 神山くんに男子が話しかけられる。 あたしは1人で教室をでる。 「…。」 あたしは屋上の重いドアを開けた。 春風がふわぁと吹いた。 …今日も1人のご飯か。 「…っ」 涙が頬を流れた。 あたしは1人ぼっち…。 ギィッ… 音がして振り返ると神山くんがいた。 「…あ。山里さんみっけ。…って泣いてる!?」 神山くんはあたしをみてビックリしてる。 「…何で居るの??」 「えっと…山里さんと話してみたくて」 …あたしと?? 「泣いてたみたいだったけど大丈夫??」 「っ…大丈夫で…す」 「…本当??」 すごく心配そうな顔をしてる。 「じゃあ、一緒にご飯食べない??」 「あたしでいいの??」 「山里さんがいいから」 「ありがとう…」 「…ん」 神山くんは微笑んだ。 「か、神山くんってダンス得意なの??」 神山くんとご飯食べながらそう聞いた。 「そうだよ。てゆーか、優って呼んでいいよ」 「そ、そんな」 「俺も愛花って呼んでいい??」 あたしの下の名前覚えてくれてたんだ…。 「うん、いいよ。優君って呼んでいいかな??」 「いいよ、それで」 優君はそう言って笑った。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加