†友達作り†

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「優君。友達作りってどうしたらいいの??」 「いきなり、どうした??」 「友達作りたくて…」 優君とお昼ご飯を食べながらそう言った。 「俺は、友達に入ってないの??」 「優君は…友達より大切な存在だから…」 「…っ」 あたしがそう言うと優君は赤くなった。 「優君…??」 「何で俺に聞くの??」 「えっと…優君人気者だから…」 「そう…??普通だけど」 えー…普通って…。 「挨拶したら良いじゃないん??」 「え??」 「挨拶するたび友達増えるって言うじゃん??」 「そうなのかな??」 「まぁ、やってみようぜ」 「うん…」 …という訳で…。 朝、教室前。 「ザワザワ」 教室はいつものように騒がしかった。 「…よしっ!!」 胸のドキドキをおさえて一歩前へ進む。 「っ…。お、おはようございます!!」 教室に響いたあたしの声。 シーン…。 あたし変だったかな!? 「愛花、おはよ」 優君がそう言ってくれた。 「みんなも挨拶しろよ」 「「…おはよう」」 挨拶返してくれた!! あたしは優君を方をみた。 【よ・か・っ・た・な】 優君はそう口パクをすると笑った。 あたしもそれにつられて頬笑む。
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