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昔、公園で友達らとかくれんぼをした。
かなり広い公園なので隠れる場所はいくつもあったが、問題は鬼になった場合
ただでさえ広くて探すのが大変なのに、友達は4人共隠れるのが上手いので、絶対に鬼になりたくなかった
「皆どこに隠れたんだろ?」
「さぁ、皆隠れるの上手いからなぁ」
「でもター君は体が大きいから、ショウ君たちより先に見つかっちゃうかもね」
僕たちはしばらく息を殺してそこに隠れていた
どれくらいたった頃だろうか
ケンちゃんが(トイレに行ってくる)と小さな声で僕に言ってきた
僕は見付かるからと止めたが、我慢出来なかったのか、ケンちゃんは下へ降りていってしまった
…その時
「みーつけた」
という声が聞こえた
どうやらケンちゃんが鬼に見付かってしまったらしい
その日から、鬼はケンちゃんの両親になった。
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