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まぁそれも結局意味を成さなくて
長門兄さんからは頭を撫でられ
ちっこいのが頑張ってるなぁ とか言うし
優斗は優斗で俺も染めたいとか言いだすし
お前は部活があるだろ!
「兄さん?どうしたの」
すこし考えこんでしまったのか気が付けば着替え終わっていた優斗が俺を覗きこんでいた
「っ別に…」
学ランに黒髪。
どこからみても好青年
「ちょ、何すんだよ!!優斗!」
ワイシャツを締めズボンをはきおわった所で優斗がワイシャツのボタンを第二どころか一番上まで閉じた
「あんま露出するなよ。兄さん、襲われるよ?」
「は?何言ってんだ。俺は男子校だぞ?お前みたいな共学とは違うんだよ。解る?女の子はいないの」
指をたてて嫌みっぽく優斗に言う
こういうのは、好きでこの自分が通う男子校に来た訳じゃなかったから。
というのも、公立落ちたから私立に、という理由
それでも、俺は青春と呼ばれる時代に彼女をつくりたかったのだ
男しかいないムサイところに彼女なんて作れる筈もなく
「だから、言ってるのに」
あきれ顔で見下す優斗
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