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「ここまで来ればっ・・・」
ふと前を見ると道が二つに分かれていた。
右の道には明かりがぼんやり見える。左の道は真っ暗で少し先も見えない。
「あの明かりは敵がいるように見せるためにわざとやっているものだな。そんな手に引っかかるもんか。よし、明かりのある右の道に進もう。」
徐庶は敢えて右の道に進んだ。
「ほら思った通りだ!敵は今頃真っ暗闇の中でまだかまだかと怯えていることだろう!」
徐庶はしてやったりと笑みをこぼしながら勝ち誇った。
「それは残念だったな、敵は煌々とした灯りの下で獲物が掛かったことに嬉々としておるぞ。」
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